退職の伝え方

円満退職に向けた退職の伝え方・切り出し方|例文でポイントを解説

2024.07.01

円満退職に向けた退職の伝え方・切り出し方|例文でポイントを解説

退職の伝え方・切り出し方を例文付きで解説!

押さえておきたいポイントをご紹介

退職を伝えるタイミングはいつ?

退職の意思は、いつ・どのように伝えれば良いのでしょうか?

退職を伝えるタイミングから、切り出し方、押さえておきたいポイントまで、詳しく解説していきます。

■退職を申し出るのは遅くとも1ヶ月前までに

退職の意思はどんなに遅くとも1ヶ月前までに伝えましょう。

引継ぎや取引先への挨拶など、退職までに必要な準備があるため、意思を伝えた直後に退職することはできません。

時間がかかることを想定し、可能な限り早めに伝えましょう。

また企業によっては、「退職は〇日前までに伝える」といった就業規則が定められていることがあります。退職を考え始めたタイミングで、早めに就業規則を確認しておくと良いでしょう。

■転職先が決まっている場合は内定承諾後に退職を伝える

在職中に転職活動を行う場合、内定通知の直後ではなく、内定を承諾した後に退職を申し出るようにしましょう。

内定承諾後に退職を伝えることで、「強い引き止めに合って困る」といったリスクを防ぐことができます。

退職を伝える相手・場所に注意!

退職を伝える際には、誰にどのように伝えるかが非常に重要です。

■直属の上司に伝えること

退職の意思は必ず直属の上司に伝えるようにします。直属の上司以外に相談するのはマナー違反。直属の上司を通さず、人事部や部長に直接伝えるのはやめましょう。

■口頭で上司と2人きりのタイミングで伝えること

アポイントメントを取り、上司と二人きりのタイミングを確保した上で、伝えることが理想的です。

対面で伝えることが難しい場合は、まずメールで退職を考えている旨を伝え、その後、口頭でも改めて伝えるようにしてくださいね。

【例文付き!】上司への退職の伝え方

何を伝えるか事前に整理しておくと、焦らず伝えたいことだけを伝えられます。

伝えるべきことの例)

・退職する意思

・退職する理由

・転職先が決まっている場合、入社予定日

・退職日の希望

・業務の引継ぎについて

会社への不満や転職先の社名、今後の予定などは、上司から聞かれても伝える必要はありません。

■退職の伝え方(例文)

お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。

突然のことで大変恐縮ですが、退職させていただきたいと考えております。

かねてより〇〇業界に興味があり、今の仕事にやりがいを感じているものの、今チャレンジしないと後悔すると考え、退職を決意しました。

大変勝手ではございますが、〇月〇日をもって退職させていただけないでしょうか。後任への引継ぎは、細部まで取り組みます。

よろしくお願いいたします。

同僚や取引先にはどうやって伝える?

■同僚や取引先への退職の伝え方

同僚や後輩に退職を伝えるタイミングは、退職日が正式に決定した後にしましょう。退職日が確定する前に伝えてしまうと、現場が混乱したり、うわさが広まってしまう可能性があります。

後任者や取引先への通知も、上司と相談のうえで進めましょう。後任者・取引先への通知は業務に直接関わるため、より慎重に行う必要があります。

通知するタイミングや場所についても、上司と協議して決定するようにしましょう。