仕事選びに迷ったら

「仕事選びの軸」の考え方 業界研究・職種理解の深め方から、希望職種の絞り方まで学べます

2024.07.01

「仕事選びの軸」の考え方 業界研究・職種理解の深め方から、希望職種の絞り方まで学べます

どうやって仕事を選ぶ?

業界研究・職種理解のやり方から、希望職種の絞り方まで解説

「業界研究」の進め方

■「業界」とは?

そもそも「業界」とは何を指すのでしょうか?まずは「業界」と「職種」の違いについて理解を深めていきましょう。

「業界」とは扱う商品やサービスごとに企業を分類した大枠のことを指します。具体的な例は次の通りです。

業界の例)

  • 食品業界
  • マスコミ業界
  • アパレル業界

■「職種」とは?

「業界」が企業の分類のことを指すのに対し、「職種」は個人が行う仕事の分類のことを指します。

「職種」の例)

  • 営業
  • 経理
  • 事務
  • エンジニア

「食品メーカーの営業職」の場合、該当する業界と職種は次の通りです。

  • 業界:食品業界
  • 職種:営業職

■業界研究に便利なツール

業界研究を効率良く行うコツは、次のようなツールを活用すること。ツールを活用しながら、業界ごとの特徴や動向を把握し、業界への理解を深めましょう。

  • 新聞・業界紙

事業展開や、株価や円相場など業界の景気に関わる数字といった、業界の最新ニュースを知ることができます。業界の将来性を把握するのに役立ちます。

  • 会社四季報

「会社四季報」は業界研究に特化した本です。興味のある業界が絞れていない場合や、何から始めれば良いか分からない場合は、まず「会社四季報」を読んでみましょう。

  • 企業のWebサイト

実際の企業を見ながら、業界のカルチャーを把握したい場合は、企業のWebサイトが便利です。企業の採用ページには、社員のインタビューが掲載されているケースも多いので、実際に働いている人のインタビューを読んで、雰囲気を把握してみるのも良いですね。

  • 転職情報サイト

業界の最新ニュースをWeb上で簡単に見ることができます。通勤時間や休憩時間など、隙間時間にチェックするのにもおすすめです。

「職種理解」を深める方法

職種理解の上で重要なことは、職種のみで考えず、業界とセットで調べることです。職種が同じでも、業界によって求められるスキルや経験は少しずつ異なります。

まずは希望の業界を定めた上で、職種について調べてくださいね。

■人気の高い職種の例

  • 営業
  • マーケティング
  • エンジニア
  • 事務職
  • デザイナー

希望職種はどうやって絞ればいい?

職種への理解が深まったら、次は希望職種を絞っていきます。希望職種を絞る手段の例は次の通りです。

■Will・Can・Mustから考える

Will(自分がやりたいこと)・Can(自分にできること)・Must(社会や企業に求められていること)を書き出します。すべてに当てはまる仕事をすると高いモチベーションで働けると言われています。

■条件から職種を考える

年収や働き方、職場環境といった希望の条件を洗い出し、その条件に当てはまる職種を考えていきます。

■過去の経験やスキルを活かせる職種に就く

これまでの経験を時系列でまとめ、職務経歴の棚卸しをします。その上で、経験やスキルを活かせる職種を考えていきます。